関西に出張した時に初めて飛田遊郭に行ってきた

私が飛田遊郭に行ったのは、今から3年前のことです。
まだ独身だった私は、会社の出張で関西に人脈があり、当時も会社のプロジェクトを立ち上げる際に会議を設定しなくてはならず、首都圏の本社から関西営業部まで毎週末向かっているところでした。

その日は新規プロジェクトにかかわる研究についての学会の発表もあり、研究の成果をこちら側でも把握する必要がありました。
その為、技術畑の後輩も一緒に同席してもらい、発表を聞いていました。
その時に登壇された先生と飛田遊郭に行くことになるのですが、その時は全くそんなことになるとは思っていませんでした。

その先生の発表が終わり、夕方からの会食の準備をしてホテルにチェックインすると、先生の秘書という方から私の携帯に電話がありました。
その人は名前だけは知っていましたがそんなに深い面識はなく、なぜ今のタイミングで?と想いましたが折り返してみることに。
そうするとその秘書さんが「会食後にお話の場を一席設けますので、お時間いかがですか」とのこと。
もちろんこちらとしても先生との人脈を深く繋いでおくためにもそれは必要だと言うことで了解しました。

会食も無事に終わり、後輩を先に帰らせた私は、秘書に電話して会場の近くで待ち合わせることに。

秘書の後ろから現れた先生は先ほどとは打って変わって一般のおじさんのような雰囲気を醸していました。
もうオフの顔をしていました。
私はまだ仕事の認識でいたのでこわばった面持ちだったと想います。

それからは秘書のエスコートで駅までタクシーで向かい、しばらく商談のような雑談のようなことをバーでおこない、その後、気を見計らって秘書がタクシーを用意してくれました。
そこで私に「これから、とっておきの場所へご案内します」と言って連れて行ってくれたのがいわゆる「飛田遊郭」でした。
その場所は初めて行った私にとっては輝かしくもなまめかしく、実際にうわさに聞くのと行くのとでは大違いだと想いました。
もうそこが一種のテーマパークのようなのです。
これには驚きました。
そしてその場にはもう先生と秘書は姿を消し、私は促されるままに奥の部屋へ通されました。
そこで行われたことをここでつまびらかにすることは差し控えたいと想いますが、私が今まで経験してきたことの低俗さに気づかされました。
池袋・五反田・船橋・新橋・秋葉原、いろいろと行ってきましたが、こんな「天にも昇る気持ち」になれたのは初めてでした。
夢見心地で最寄駅までタクシーで向かいました。

当然新規プロジェクトにはその先生の研究結果を基にした事業を展開することが決まり、今でも何度も往復していますが、後にも先にも飛田遊郭に行ったのはあの一度だけです。
夢を見させてくれる場所です。

SNSでもご購読できます。